自己投影ってなんだっけ

自己投影ってなんだっけ。

私は、自己投影派夢書きである。

書いてるものも、自己投影しやすいように書いている……つもり。

だけど、その夢主は、他人から見たら「オリジナルキャラクター」とも言えるんじゃないか?

てかそもそも自己投影ってなんだっけ?

 

というわけで、「夢小説における自己投影」について、ちょっとだけ考えてみたいと思います。

 

 

夢小説における自己投影って、考えられるだけでも何パターンかあると思う。
今回はわかりやすく恋愛が絡む夢小説の自己投影について考えます。

  1. 私自身がキャラクターと恋愛する
  2. 私のアバター(私とそっくりな人物)がキャラクターと恋愛する
  3. 私のアバター(私の理想像)がキャラクターと恋愛する

1は分かりやすい。
一般に言う「ガチ恋勢」だったり「俺嫁勢」の人がこれに当たるんじゃないかな。同担拒否が多いのはここだと思う。
夢小説にリアリティを求めるのはこの層じゃないかなあと個人的には思ってる。実際にキャラと接して、キャラに恋して、って感じ。現実の私と夢主が切り離されていない状態。

2は、1よりちょっとだけ現実の私と切り離されている。
なんというか、原作世界や二次創作の世界をパラレルワールドだと認識しているのはこの層が多いんじゃないかなあ。
その世界の「私」となって、キャラと接するのがこれに当たる。

3は、ちょっとだけ「オリキャラ派」って呼ばれる人に近いかもしれない。
自分の理想像だから、現実味の離れた容姿だったり、とんでもないチート能力が使えたりする。
メアリースーって言われちゃう。ところでなんでメアリースーって蔑称みたいに使われるわけ、腹立つわ

 

自己投影って、私が書いただけでも3パターンあるわけだ。
夢小説が人によって定義が違うように、同じ「自己投影」でもこんなに違う。

オリキャラ派だと夢主自体の個性がみんな違うから、余計に定義が違ってきそうだけど……え?そうでもない?

とにかく、「自己投影」っていろいろある、ってこと。

 

感情移入と自己投影に差が無いことだってある。

例えば、人の書いた夢小説の夢主になりきってキャラと本当に恋愛した気になる。

これって、自己投影なんだろうか?

それとも、感情移入なんだろうか?

私は最初「自己投影だ」と思っていたけれど、よく考えたら、その夢主は「私になりうる存在」ではあるけれど、必ずしも「私」ではない。つまり、「感情移入」とも言えるってことだ。

 

 

ちなみに、私は3に限りなく近い2だ。

ジャンルの関係で夢主=プレイヤーキャラを想定することが多いので、どうしても「夢主=プレイヤーキャラ≒私」になる。

その主人公たちは、大抵、無条件でキャラクターに(愛されるまではいかないけど)好かれる。

容姿は自分で考えられる、というか、プレイヤーに一任されている。

でも、私であって、必ずしも私じゃない。私以外の誰にだってなれる。

 

夢小説書くときだってそうだ。

誰もが夢主になれるよう、設定は最小限にする。そこに私はいるようでいない。けど、話を書くときは私の経験や考えが絶対に入るので、そこに私はいないようでいる。

 

自己投影ってなんだ?

 

今までは、みんながここまで夢小説について考えるなんてことなかったと思う。

「あなたの夢、叶えてしんぜよう」という「自分たちが既存キャラクターと接することへの可能性」から始まり、オリジナルキャラクターと既存キャラクターが関係を持つ創作も夢小説の中に加わり、傍観とか、複数夢主とか、男主とか、とにかく、夢小説の中に「多様性」が生まれた。

それによって、夢小説に対して、いろんな人がいろんな人がいろんなことを考えるようになった。

自己投影という言葉一つでは、その人の夢小説に対するスタンスが表現できなくなってきた。

 

ただ自己投影夢クラスタを名乗るより「ガチ恋勢」とか「俺嫁勢」とかって言葉は分かりやすいし、
「夢主≒アバター感覚のガチ恋勢自己投影夢クラスタ」って名乗る私も、自分をわかりやすくカテゴライズしようとしてるのかもしれない。

 

あと、自己投影クラスタは同担拒否が多いと言われるけど、同担拒否じゃない人もいっぱいいる。

私は「(公式メディアミックスを含めた全ての)二次創作=原作のパラレルワールド」と考えているので、(他の女キャラや顔のある夢主に嫉妬することもあるけど)基本的には同担拒否とかそういうのはない。

けれど、そういうふうに考えられない人もいる。というか、きっとそういう人の方が多いような気がする。気のせいだったらごめん。

そういう考え方の違いとかもたくさんあるから、一概に「自己投影クラスタってこう」って言えなくなってきた気がする。

 

もしかしたら、「自己投影」っていう言葉の限界なのかも?

でもこれ以上分かりやすい言葉もないしな、うーん。

 

ちょっとしたアイデンティティの崩壊になってきた。